こんにちは。
製造業ライターのオキハラユカです。
製造業の金属加工現場で、約20年の勤務経験があります。
製造業というお仕事に、どんなイメージを持っていますか?
「油まみれになるのかな?」
「力仕事ばかりで大変そう…」
「危険な仕事なんじゃないの?」
そんな風に感じている方もいるかもしれませんね。
でも製造業には、女性や体力に自信がない方でも、安心して活躍できる仕事があるんです!
それが、「ワイヤ放電加工機オペレーター」です!
ワイヤ放電加工は
- 切削工具を利用しないのでに、安全性が高い
- 加工プログラム作成など、パソコンを使った作業も多く、体力的な負担が少ない
- 温度管理された快適な空間で作業できる
など、従来の加工方法とは違った特徴を持っています。
この記事では、ワイヤ放電加工の仕事に10年間携わってきた筆者が、おすすめな理由を、実体験を交えてご紹介します。
製造業の世界に挑戦したいけど不安に思っている方、まずはこの記事を読んでみてください!
[会社名]では、未経験からワイヤ放電加工のプロを目指せる環境を整えています。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ求人情報をチェックしてみてください!
ワイヤ放電加工機とは?簡単に解説!

ワイヤ放電加工機とは、工作機械の一種です。
ワイヤカットとも呼ばれます。
細いワイヤ状の電極(直径0.1mmから0.3mm程度のものが一般的)に電気を流し、その熱で金属を溶かしながら精密に加工する機械です。
放電加工の特徴は、工具で直接材料を削るのではなく、電気の力で加工する点です。
ワイヤ電極は材料に直接触れることなく、電極と材料との間に発生する放電現象によって、近づいた箇所の金属を溶融・除去しながら進んでいきます。

糸のこぎりで切断する方法と似ていますが、ワイヤ放電加工では金属を溶かしてしまうので、切断後に金属くずが発生しません。
代わりに、粉末状の金属カスが排出されます。
また、放電加工は加工液(水または油)の中で行われます。
加工液には
- 放電火花の安定
- 加工部位の冷却
- 金属カスを除去
など、たくさんの役割があります。
ワイヤ放電加工機の基本的な仕組みについて、簡単にご説明しました。
より詳しく知りたい方は、各工作機械メーカーのWebサイトなどをチェックしてみてください!
ワイヤ放電加工機オペレーターがおすすめな理由3選

実際に経験してみて感じた、ワイヤ放電加工機オペレーターがおすすめな理由を3つご紹介します。
- 安全性が高い
- PCスキルを活かせる
- 温度管理された快適な環境で作業できる
これらの理由について、一つずつ詳しく解説していきます。
1.安全性が高い
ワイヤ放電加工は他の加工方法と比較して、安全性が高いという特徴があります。
その理由は、主に以下の3点です。
- 切削工具を使用しない
- ワイヤ放電加工は電気の力で金属を溶かすため、鋭利な切削工具は不要です。
これにより、切削工具との接触によるケガのリスクがありません。
- ワイヤ放電加工は電気の力で金属を溶かすため、鋭利な切削工具は不要です。
- 金属くず(キリコ)が発生しない
- ワイヤ放電加工では、切削加工で必ず発生する金属くずが発生しません。
金属くずは鋭利なため、対応をしっかりしないとケガの危険があります。
ワイヤ放電加工ではこの危険がなく、安全性が高いと言えます。
- ワイヤ放電加工では、切削加工で必ず発生する金属くずが発生しません。
- ワイヤ電極自体には切削能力がない
- ワイヤ電極自体には、金属を切削する能力はありません。
そのため、ワイヤ電極の交換やメンテナンスの際に直接触れても、大けがにつながる可能性は非常に低いと言えます。
- ワイヤ電極自体には、金属を切削する能力はありません。
金属くずや切削工具が原因のケガは、軽症から重症まで、私も何度も見てきました。
自分自身にも経験があります。
これらのリスクが低いことは、ワイヤ放電加工の魅力であると思います。
これなら、安心して作業に集中できますね!
3.PCスキルを活かせる
ワイヤ放電加工において、加工プログラムの作成は非常に重要な工程です。
複雑な形状や精密な加工の場合は、加工時間や仕上げ精度、特殊加工など、たくさんの要素を考慮して加工プログラムを作成する必要があるからです。
加工プログラムは、主にCAM(コンピュータ支援製造)を使い、パソコンで作成します。
CAD(コンピュータ支援設計)データや紙の図面を基に形状を入力したり、NCプログラムを直接編集したりすることもあります。
立ち仕事や体力仕事が苦手でも、パソコン作業は得意な方も多いと思います。
ワイヤ放電加工は、そのような方にも活躍の場がある仕事です。
私自身、パソコン作業が苦手な作業者の代わりにプログラムを組んであげて、とても感謝された経験があります!
あなたのPCスキルも、きっと現場で役立つはずです!
4.温度管理された快適な環境で作業できる
ワイヤ放電加工は多くの場合、温度管理された快適な環境で作業できます。
ワイヤ放電加工機は、「恒温室」と呼ばれる、一般的に20℃前後程度に設定された部屋に設置されることが多いからです。
なぜ温度管理が必要なのでしょうか?
それは、ワイヤ放電加工が精密な寸法精度を求められることが多い加工だからです。
金属は温度変化によって膨張したり収縮したりするため、外気温の影響を受けると、加工精度が安定しません。
JIS規格でも、精密な製品を作るための標準温度は20℃と定められています。
恒温室は、この20℃前後に保たれているため、温度変化の影響を受けにくく、安定した加工ができます。
一年中半袖の作業着を着用していても大丈夫なくらいです。
以前、冷暖房設備のない工場で自動車整備士をしていた私には、まるで別世界のように快適な環境でした!
ただし、すべてのワイヤ放電加工機が必ず恒温室に設置されているとは限りませんので、ご注意ください。
まとめ

ワイヤ放電加工に興味を持っていただけたでしょうか?
小柄で体力もなかった私ですが、工夫と努力で、ワイヤ放電加工オペレーターとして10年間、充実した時間を過ごすことができました。
それは、この仕事ならではの「働きやすさ」があったからだと思います。
ワイヤ放電加工機は、他の工作機械に比べて、以下のような作業しやすい条件がそろっていると言えます。
・安全性が高い 切削工具を必要としないため、ケガをするリスクが少ない 鋭利な金属くずが発生しないため、刺さってケガをする心配がない ワイヤ電極自体には切削能力がないため、直接触れてもケガのリスクが少ない ・PCスキルを活かせる プログラム作成など、PCスキルを活かせる場面がある ・快適な作業環境温度管理された快適な環境で作業できる |
もちろん、大変な面もたくさんあります。
しかし、それらを補って余りある魅力が、ワイヤ放電加工機オペレーターの仕事にはあると私は思います。
特に、以下のような方には、ワイヤ放電加工機オペレーターの仕事が向いているかもしれません。
‣体力に自信はないけれど、製造業に興味がある方
‣安全な環境で、集中して作業に取り組みたい方
‣PCスキルを活かして、ものづくりに携わりたい方
製造業は、男性社会のイメージが強いかもしれませんが、ワイヤ放電加工機オペレーターは、女性や体力に自信がない方でも活躍できる可能性を秘めた仕事です。
この記事を読んで、少しでもワイヤ放電加工機オペレーターの仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。
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